このように「○○は××である」という言説は,とりあえず,どんなにわかりきっているように見えるものであっても,本当にそうなのかを検討せねばならない。検討している間に,いろいろと見えてくることがある。
例えば,「リアリスト」の時代(冷戦の時代)において,「国際平和は世界中が望んでいることです」という言説がなかったかどうか。むろんこの「平和」とは,「リアリスト」の言う平和であるが,この美しい文言が実際には誰によって,どのような目的で用いられていたか。そういうこと。(リアリストの代表的な人物,シカゴ大学のミアシャイマーについては6日の記事のコメント欄をご参照ください。検索して集めてきてあります。)続きを読む