例の「捕虜虐待」については,最初米軍のものが出たときには英国のメディアは何となく「やっぱアメリカはな〜」みたいな態度があったように私には感じられたが,それが英デイリー・ミラー(開戦前に唯一「反戦」のスタンスを真正面に打ち出していたタブロイド)の表紙に「小便かけ」写真が載ったとたん,火の粉が我が身にふりかかったとばかりの騒ぎ。エクスプレスだのサンだのといった右翼煽情タブロイドは「ミラーなんか信用するな」と,お約束のすり替え論法で大騒ぎらしい。(以上,日本は大型連休でも英国は休みじゃないから通常通りうちのメールボックスにくるthe Wrapより。)
正直,こういうのを読むとすげー疲れるんで,ワタシ的にはもういいッスって思う。あったのなかったのやらせだのでっち上げだのいう前に,これが情報戦のひとつであろうということが重要だし,何より,そんなくだらない(失礼),タブロイド各紙のレーゾンデートル確認の自己完結しとる言説など読んでるヒマはないのだ。ま,英国メディア野次馬ウォッチャー的にははずせないネタであることは事実としても,ワタシ的には今はもうどうでもいい。もっと読むべきものがたくさんあるから。
TORTURE AT ABU GHRAIB続きを読む
posted by nofrills at 22:58|
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