ま,これが英国でどういうニュースバリューを持つかっていうと,第一には「フィンズベリー・パーク・モスク」で,先日の
ブレア演説@労働党党大会とかを考え合わせると,「イスラム・テロは英国がこれまでに日々経験してきたテロ(=IRAの“武装闘争”のこと)とは違うのだ,イスラム・テロは国境を超えたネットワークなのだ」というレールが見える――また
フィンズベリー・パーク・モスクがニュースに出てきた。
このモスクに通っていたことがあるアルジェリア出身で英国の市民権を持つ人物と,同じくアルジェリア出身の人物2人の合計3人が,9月の北オセチア共和国ベスランで発生した学校占拠事件の実行グループにいた,という報道。3日のオブザーヴァー(ガーディアンの日曜)記事。
フィンズベリー・パーク・モスクについては,とにもかくにも
2003年1月のBBC記事はmust readなのですが,一言でまとめれば,ただの「礼拝の場,宗教施設」ではありません。北ロンドン(Wood Greenだったと思う)でアルジェリア出身の人たちのフラットから猛毒の「リシン」が見つかった後,
2003年1月に強制捜査を受けていますが,その前から……それどころか,2001年9月11日の前から,「過激なイスラム主義の拠点」として注目されていた場所です。
このモスクの指導者,アブ・ハムザ師は,今年5月に逮捕されています(
過去記事)。このニュース,私はネットで聞いてたBBCのニュースで知ったのですが,大ニュースの扱いでした。
以下,記事の意図が私にはわからないので(依拠している情報は全部ロシアからの情報で,ポイントはどう考えても「ロンドンのフィンズベリ―・パーク・モスク」なのに,これをバグダードにいるジェイソン・バークが書いている意味がわからないのと,最後の1パラグラフが「来週に続く」っぽくて,これもまた意味がわからない),ひたすら直訳の形にします。直訳すると日本語としてわかりづらくなるようなところも,あえてそのまま。あまりに日本語がわかりづらそうなところには,原文での表現をつけておきます。
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posted by nofrills at 02:09|
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