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2005年7月22日にロンドンのストックウェル駅の地下鉄で起きたことは、日本の報道の世界では、ひょっとしたらもう忘れられているかもしれない。
27歳のブラジル人電気技師が、武装警官に射殺された。「あの男は自爆するつもりだ」と警官によって認識されたためだったとされている。(ロンドンでは7月7日には若者4人のリュックサックの中の爆弾による「同時多発テロ」があり、21日には“成功”はしなかったもののまた爆弾事件があった。)
結論から言えば、射殺された電気技師はまったくの濡れ衣で殺された。また、この事件の目撃証言も警察の説明もまるで出鱈目だとわかり(8月にリークされた防犯ビデオの映像と矛盾している)、ロンドン警察はこの件についての調査を行なうこととなった。
その調査の報告書(「10日前にthe Crown Prosecution Serviceに提出された」そうですが)が、またもやマスコミへのリークという形で、世間に出た。(この事件に関しては「リーク」ばかりだ。)
リークされたメディアは、またもやNews of the World(1月29日号)。これはThe Sunと同じ系列(マードック組)の週刊タブロイド。(ちなみに、「週刊タブロイド」は日本で言う「週刊誌」の一部に相当する。ゴシップと芸能ネタとエロが柱。)
EXCLUSIVE:
Scandal of faked Menezes evidence
BLUNDER COPS IN REPORT COVER-UP
http://www.newsoftheworld.co.uk/story_pages/news/news3.shtml
→週が変わると記事が変更されます。その場合に備えて魚拓。続きを読む