2006年06月18日

アイルランド、1904年/1920年代/1940年代――「暴力」は連鎖した

6月16日はBloomsdayである。ジョイスの『ユリシーズ』の日。私は自分がこの作品を読めるほどの頭と忍耐力を持っているとは思わなかったので、あらすじ(知らない人は2ちゃんのBloomsdayスレの投稿番号63参照、ミもフタもないけど)しか知らない。(もちろん『フィネガンズ・ウェイク』など恐ろしくてとても手出しできない。)

まずスラオさん記事:
From Ulysses: Fatal Flower Garden
http://www.sluggerotoole.com/index.php/weblog/comments/from_ulysses_fatal_flower_garden/

YouTubeの映像がエンベッドされている。記事を書いたミックによると「このビデオクリップはアイルランド(共和国)国営放送で放映されたもので、Gavin Friday(というシンガー)が、『ユリシーズ』からの曲を歌っている」。(左に翻訳引用した部分のあとのミックの記述、およびコメント欄は、アイルランドなるものに興味のある人や、反ユダヤ主義なるものを知りたい人にはご一読いただきたい。ちなみにコメント欄はまるで「南京大虐殺」をめぐる論争のような状態、読むのにかなり体力を使うかもしれないが、方向としては建設的、さすがスラオさんコメ欄である。私はPosted by Benn on Jun 16, 2006 @ 03:12 PMに部分的に共感する。)

YouTubeの映像は、100年前の「反ユダヤ主義」を今のソーシャル・コンテクストで読み替えている。言葉はわからなくても(聞き取れなくても)、元ネタがanti-semitismであることを頭に置いてその映像に映っている人間を見れば、メッセージは明確である。続きを読む
posted by nofrills at 10:36| i_dont_think_i_am_a_pacifist/words_at_war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「武器をよこしたのはおまえらだ」(ルワンダ、ブルンジ内戦)

"You white people you are the ones that supplied all the weapons," he yelled at her. "Now you are going to feel what it is like."
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「武器をよこしたのはおまえらだ、おまえら白人がな。」男は彼女に向かって声を張り上げた。「それがどんなもんか、思い知らせてやる。」


2000年12月、ルワンダからブルンジの首都に向かっていたTitanic Expressというバスが、フツ過激派のFNL(the Forces for National Liberation; Palipehutu-FNL) に襲撃された。バスに乗っていたのはボランティアの活動家たち。その中に英国人、シャーロット・ウィルソンさん(当時27歳)がいた。

ウィルソンさんは科学(理科)の教諭で、ルワンダでもボランティアとして科学を教えていた。ルワンダ政府からも「ぜひともわが国のレベル向上にご尽力いただきたい」と頼りにされていた。

バスの乗客に向かって発射された銃弾は963発。ウィルソンさんを含む21人が殺された。続きを読む
posted by nofrills at 10:23| i_dont_think_i_am_a_pacifist/words_at_war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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