2006年06月24日

「午後3時の陰謀」と「BBCの権威」について。

一応、例のアレのことを書いておこうと思う。アレってのは「午後3時の試合」についてのジーコの発言のことだ。

Japan boss angry at match timings
Last Updated: Sunday, 18 June 2006, 15:43 GMT 16:43 UK
http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/football/world_cup_2006/teams/japan/5044540.stm

ジーコは、2戦連続で午後3時からの酷暑の中での試合となり、1勝1分となったあとで、「日本でのテレビの放送の都合でこういう時間にプレイしている」ということを述べた、というBBCの報道だ。(ただしこの会見でジーコが述べたことの中心は、そのことではない。後述。)

このBBC記事、日本のネット&ウェブログ界隈では「ジーコが電通を批判したことを、あのBBCが伝えた」となって、「あのBBCが伝えているのに日本のマスコミはスルー」という感じで、「すべての裏に電通が」という「陰謀論」の様相を呈してきた。何でそうなるの??

私の中のこの違和感は何か。

神保哲生さんのウェブログでは、ジーコがこの発言をした共同インタビューについて、「なぜか日本の通訳(テレビ朝日)はその部分だけ訳しませんでした」とあるが、はてブでは「通訳されていたような気がする」というコメントがあり、そして何より、私はそのテレビ放送を見ていないので(見てればよかった!)、通訳者さんがそれをスルーしたかどうかはまったくわからない。というわけで、日本のテレビがその発言を伝えたのか伝えてないのかはわからない。

以下はBBCのこの記事についてだけ、書いてみる。これだけではこの件については十分ではないけれども、それ自体、やっておかないといけないと思わされるから。

私はこのBBC記事が出てわりとすぐ(19日の午前1時ごろかな)にRSSリーダーからこの記事を読みに行って拾い読みだけした。で、「ベッカム様」も初戦(現地で午後3時スタートで、イングランドは後半まったく動いてなかった)のあと、ひたすら「すげー暑い、ピッチ暑すぎ、とにかく暑い」といった発言をしていたし(イングランド以外にも「暑さ」についてコメントしていたチームあるいはプレイヤーがいたと思う)、やっぱ今年のドイツは暑さが尋常じゃないんだなぁ、プレイヤーには過酷だよなぁ、怪我人出たらよくないよなぁ、と思った。それだけだった。

あとでもう一度読み直したが、イングランド(<英国)的には、「暑さは言い訳にならん、単に勝つだけじゃなくて、もうちょっとましなプレイをしろ!」というサポからイングランド・ナショナル・チームへの怒りの声に対し、「だってあのクソ暑い日本のチームもバテバテになるほどの暑さなんだよ、ほら、日本のジーコもそう言ってる」と言いたいんじゃないか。。。(^^;)(すいません、私の頭はこういうふうなのです。)

フザけていないで真面目になると、ワールドカップの試合日程が「政治力」次第だということは、確か98年(フランス大会)でも言われて。BBCには、そのこと自体を問題視する意識はあるのかもしれない。いわゆる「商業主義的」な側面の裏側に何が、という意識。BBCはそういうところはけっこうガチガチ行く。(SKYとかにお株を完全に奪われたくはないから。)

というわけで、要するに、BBCが英国の、というかイングランドのメディアだということを度外視して、何か、ただ単に「権威あるメディア」みたいに扱うのもどーよ、って感じなんだけど。

念のため、そもそもの発端となった「BBC記事」の中身を丁寧に見ておく必要はあるかもね。

以下、BBC記事のパラグラフごとの内容を日本語で。続きを読む
posted by nofrills at 02:58| todays_news_from_uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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