2006年07月11日

「ジダーンへの暴言」への非難を暴走させちゃいけない。

前の記事で、マテラッツィからジダーンへの暴言の内容としてガーディアンが「〜らしい」という形で伝えていることについて少し詳しく書いたが、あの記事の内容は、さもありなんではあるけれども、そのまま「事実」とできるほど固まってないのだから、それを前提に考察をおこなうとか、それを元に具体的な行動を考えるとかいったことは、本来できない性質のもののはずだ。

しかし、そういうことをしている記事(英語)を見てしまったので、一応メモしておくことにする。続きを読む
posted by nofrills at 09:00| todays_news_from_uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ジダーンへの暴言」の報道を英語メディアで調べてみた。

1つ前の記事と同様、情報が錯綜している段階ではあるけれども、日本語の記事をいくつか読んだので、そこに引かれている英語記事を見てみた。なお、あちこち飛んで申し訳ないのだけど、この記事に書いてないことは前の記事のコメント欄に少し。

では、まずスポナビさん。

「マテラッツィがジダンに吐いた暴言とは」
2006年7月10日(月) 20時12分 スポーツナビ
http://wc2006.yahoo.co.jp/hl?c=event&a=20060710-00000038-spnavi-spo
 ワールドカップ(W杯)決勝戦で、フランス代表のジダンが、イタリア代表DFのマテラッツィに頭突きを与え、レッドカードを受けた事件について、イングランドの『ガーディアン』紙は、「マテラッツィがジダンを“テロリスト”呼ばわりし〔た〕ことが発端だ」と報じている。……
※〔 〕内は引用者補記。


イングランドのガーディアン記事、探してみました。決勝戦のマッチレポートです。つまり、かなり早い段階での記事。スポナビさんの記事にも「詳細はまだ不明」とありますが、発言内容についての情報の確実性という点では、慎重に見る必要があると思います。

Italy strike gold as Zidane sees red
Kevin McCarra in Berlin
Monday July 10, 2006
http://football.guardian.co.uk/worldcup2006/matchreport/0,,1816890,00.html

The captain was sent off for reacting to a dispute with Marco Materazzi by turning and butting the scorer of Italy's goal in the chest. He had surely been provoked - there were suggestions last night that Materazzi had called him "a terrorist" - but Zidane will be right to curse his stupid reaction.
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太字部分:確実に(surely)彼(=ジダン)は挑発されていた――昨晩(=9日夜:現地時間)、マテラッツィはジダンのことを「テロリスト」と呼んだのではないかという示唆が(複数)あった。……
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posted by nofrills at 08:42| todays_news_from_uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月10日

あの時、ジダーンは何を言われたのか。

普通の試合ならともかく、ジダーンがああいう場でああいう形でキレるということは、ほんと、よほどのことだとしか考えられない。その「何か」はだいたい推測がつくのだけど、自分だけで推測しててもね……。

こういうときはfootball365のフォーラムに……あった

「パリの友達からの情報」としての投稿によると、マテラッツィはジダーンに対して「自分の国のためにプレイしろよ(Play for your own country)」ということを言ったらしい。

……そんなこったろうと思ってはいたが、これではまだ「噂」の段階にすぎない。

しかし、もしそうだとしたら……何て最悪なんだ。何て最低なんだ。

ぐやじい。(T T)

何でこんな最低のことが、ワールドカップの決勝で起きるんだ。続きを読む
posted by nofrills at 12:27| todays_news_from_uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

宴のあと、そして「劇場」の終わり(と機械翻訳)

『宴のあと』


この作家は稀代のドラマティストであったが、まさに「宴」を終えたレイモン・ドメネク監督(アマチュアの俳優でもある)も、ドラマティストとして注目されている。

Not everybody loves Raymond
http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/football/world_cup_2006/teams/france/5153792.stm続きを読む
posted by nofrills at 12:18| todays_news_from_uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月09日

BBCが悪意の塊を臆面もなく露呈させるとき――Germany 3-1 Portugal

3位決定戦のBBCのLive text、試合が動いた後半はまだしも、前半は「どーでもいい試合をどーでもよくお伝えしております」感が充満しきっている。それも尤もというか何というか、イングランドにとってはドイツといえば昔っからの「宿敵」だし、ポルトガルは今大会で「宿敵」になった。つまり「宿敵」どうしの対決ということで、しかももうとっくに試合がなくなった自分たちには一切関係ないのだから、イングランドは高みの見物、一切合財がどうでもいい。

しかし「どうでもいい」感をさらに超えているのが、「敵」認定した者に対する悪意。この試合を伝えるBBCはまさに悪意の塊と言える。

1分の段階(以下、太字は引用者による):
1 min: Under-fire Cristiano Ronaldo wins a free-kick for Portugal. No boos from the crowd.
非難ごうごうのC・ロナウドがフリーキックを勝ちとる。ブーイングはなし。


立ち上がり2分の間に3度も華麗なダイヴを見ることができたのは私も予想外の大満足でしたが、ロナウドへのブーイングの有無なんか気にして見てませんでした。

さらに:
15 mins: Portugal striker Pauleta, who with one goal is unlikely to win the Golden Boot, has his shot saved by Oliver Kahn after being put through one-on-one by Simao. It is more likely he will get an iron boot from his own players if he misses more chances like that.

今大会1ゴールで金のブーツ(得点王)は絶望のパウレタ、シュートを打つもカーンにセイヴされる。こんなふうにチャンスを逃していたら、金ではなく鉄のブーツ(拷問用の道具)をチームメイトからお見舞いされそうだ。


1文余計だ。

また、BBCはドイツを軽く揶揄することも忘れない:続きを読む
posted by nofrills at 22:49| todays_news_from_uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月08日

the power of nightmare――悪夢が人々を動かすとき

Israelis support killing of Hamas leaders
http://www.guardian.co.uk/israel/Story/0,,1815129,00.html

大胆不敵に要約すると、「兵士の拉致などという卑劣な行為をする連中だ、殺してしまえばいい」という意見が、82パーセントを占める、という報道。この手の「世論調査」にはいくつかの問題点があるということを前提としても、82パーセントという数字には目が点になる。

法による支配、というものがいかに脆いものであるか。Defendしなければならないのはour freedomではない。それは言われているほど脆くはない。Defendしなければならないほど脆いのは、rule of lawだったんだ。それは「民意」の前に、あっさり崩壊しかねない。

以下、メールを貼り付けます。双方の武装勢力(を有する勢力)を宛て先とするアピール。続きを読む
posted by nofrills at 00:56| i_dont_think_i_am_a_pacifist/words_at_war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月07日

あれから1年――NEWS 23でのレポート

たった今、TBSの「NEWS 23」で「あれから1年」のレポートを見た。「追悼式典が行われました」だけでなかった。市長も警視総監もイスラム教徒の組織のおえらいさんも出てこなかった。

1年前のあのときに乗っていた列車(あるいはバス)が爆弾でやられ、以来、現場を訪れることができないという女性が、イングランド南部の訛りで、「なぜああいうことになったのか、もっと深く知りたい」と述べた。

取材記者は彼ら4人の出身地であるビーストンを訪れた。タンウィールの実家は、ドアをノックしても応答がない。モスクでもあっさりと取材を断られる。「イスラムだから」というテロップが出る。

それでも、彼らの友人や親戚がインタビュー取材に応じた。顔を出さないことを条件にした人もいたが、顔を出していた人もいた。みな、ウエストヨークシャー訛りでしゃべっていたと思う。続きを読む
posted by nofrills at 23:57| todays_news_from_uk/07july2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ユニオンジャックの反転@NHK

「それじゃ“スリギイ”です!NHKが英国旗の斜めライン逆に」
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200607/gt2006070705.html(→魚拓

NHK大阪放送局は6日、同局制作で放送した人気歴史番組「その時 歴史が動いた」の再現場面で、英国旗の斜めの赤白のラインを逆にするミスがあったと発表した。担当した30代のディレクターは、予告編を見た視聴者から指摘を受け間違いに気づいたが、そのまま放送していたという。……


サンスポの記事に、NHKでの「お詫び」の画面のキャプチャ画像あり。続きを読む
posted by nofrills at 19:36| todays_news_from_uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あれから1年――そしてビデオが。

英国政府筋の話としてBBCが記事にしたものはあまりにショボかったのだが、アルジャジーラが6日に放映したビデオは、ショボいどころか。。。私はそのビデオの静止画像7枚を見ただけで、とりあえず、いっぱいいっぱいになってしまった。

Video of 7 July bomber released
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/5154714.stm

記事内からビデオ(動画)へのリンクがあります。

Tanweer says in a Yorkshire accent on the film that attacks will continue "until you pull your forces out of Afghanistan and Iraq".


「タンウィールはヨークシャー訛りで述べた」……ヨークシャー訛りで。

さらにまた……続きを読む
posted by nofrills at 07:13| todays_news_from_uk/07july2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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