2004年09月08日

新聞の編集長をクビにして,一体何が目的なんだ。

ロシアの新聞『イズベスチャ』の編集長がクビ。この新聞は政権批判をよくしていて,今回のベスランのことでもプーチン政権を非難していたとのこと。
http://www.guardian.co.uk/international/story/
0,,1298589,00.html
記事では「編集長は解雇された」と受動態の表現になっているので,誰が解雇した(その判断を下した)のかはちょっとまだわからない。

英国のデイリー・ミラーは「1に反戦2に反戦,3,4がなくて5に反戦」なスタンスの新聞でしたが(それでも03年3月20日以降はしばらくヘタレてました),今年5月(だったと思う)に「捏造写真」をつかまされ(英兵がイラク人捕虜におしっこをかけてるやつ),やり手編集長は辞任に追い込まれた。ミラーは部数も順調だった。明らかに「はめられた」んだ。

その後のミラー? ほとんど見てないけどたま〜に見ると表紙は芸能ネタとか残忍な殺人事件(いわゆる「三面記事」)とかがほとんどって感じ。

ミラーがどのくらいかっ飛んだことをやってたかは,2002年12月から2003年の2月ごろの表紙写真を見ればわかる。www.mirror.co.uk/にfront pageというリンクがあって,そこで見られるはず。ぜひ。

カタールの衛星テレビ局,アルジャジーラは,8月からバグダードのオフィスが閉鎖されてて,つい先日,それが再開できそうにもないことがわかった。政府が閉鎖措置を延長しているから。

アルジャジーラを積極的に支持する声は,私が知っている限り,イラクの人からは聞こえてこない。(私が知ってるのは英語でウェブログ書いたりする人たちで,一般庶民とは言えないだろうけど。)「ショッキングな現場映像ばかり撮りたがってる」とかいう批判もどこかで読んだ。

だからって,政府が「あんたらは活動できない」と命令しちゃえるってことが,ほんっとーーーーにおかしくないか。しかもその政府は選挙で選ばれたものですらない。米国が自分たちのお気に入りとイラク人の不満のガス抜きになるような人物をバランスよく並べてつくった政府だ。んなやつらに何の権限が。

悲しいかな,うちらは報道が事実を作るかのような時代に生きていて,自分の身の回りのことを除いては,報道されないことはなかったことも同然,というのが日常だ。

そういう時代なのをわかっていて,編集長をクビにするだのオフィスを閉鎖するだの……重要なのは,それにどういう意味があるのか,だ。

■追記
ミラー編集長クビについては,ピルジャーが激怒した記事を5月(だったと思う)に書いていて,それの日本語化をしようと思ってます。
posted by nofrills at 06:05| i_dont_think_i_am_a_pacifist/words_at_war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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