2003年11月26日

ドラコヴィッチ博士: Science is NOT subject to politics.

ことしゃんはなゆーさんのエントリなどで紹介されていた「ウラニウム医療研究センター(UMRC)の放射線核医学専門家・ドラコビッチ博士の調査報告」(11月24日)に行ってきました。会場は私が着いた時(開始10分前くらい)にはほぼ満席。司会者の方によると250人ほどだったそうです。ざっと見渡すと会場にいらしている方の年齢層は幅広く,私の隣には私の親くらいの年齢の方がいらっしゃいましたし,後ろは私よりずっと年齢が低い方のようでした。

私はけっこう気軽にというか,仕事が思ったより早く片付いたので「そーいえば何かセンセーのお話が聞けるんだよね,行ってこようかな,ついでに本屋にも行けるし」,みたいな感じでひょこひょこと出かけていったので,かなりお気楽ですね。自分でも「まとめる」ということの弊害と限界をちょっとは知ってるつもりなので,どこかの誰かに編集される前の言葉を聞ける機会がそこに転がっている場合は機会を捉えた方がよいというのはちょっと真面目な部分。

博士ご自身からは何の言及もなかったのですが,ドラコヴィッチ(ドラコビッチ: Durakovic)というお名前から容易にかつ安易に推測されるのが「東欧」とか「スラヴ」とか「ユーゴスラヴィア」です。会場入り口でいただいた資料によると,博士はクロアチアのザグレブ大学で科学修士と獣医学博士と哲学博士の学位を取得されています。(クロアチアは「ユーゴスラヴィア」でした。サッカーの代表チームの選手全員が「〜ヴィッチ」だったころ,クロアチアもユーゴの一部でした。←確か。でもびみょーに違うかも。クロアチアは独立早かったし……要確認。)さらに博士のプロフィールには「7つの言語に精通」とあります。本筋(核医学)とは離れたところでうーんすごいと思っているうちに,司会の方のお話が始まりました。

やがて博士が正面に立たれると万雷の拍手。スライドの都合なのか,演台の上からではなく,聴衆と同じ高さから話をされます。白髪で威厳のある方です。

米英は劣化ウランの健康被害を否定しています。健康被害が起きるはずがないと主張しています。それを“立証”する証拠も一応出しています。

しかし博士はそれは嘘だということを,医師として知っておられます。具体的な例と数字をスライドで示しながら,博士は独特のアクセントの英語で,丁寧に,2時間近く語られました。

話がそんなに進まないうちに博士がおっしゃった一言:
Science is NOT subject to politics.
「科学は政治に左右されるべきものではない」――notはほとんど叫ぶように発音されていました。

「政治がどうであれ,科学は科学,事実は事実である」ということを,あとの方でも強い口調でおっしゃっていました。

今年7月に手首を切った死体で発見された英国国防省顧問,デイヴィッド・ケリー博士も,政府に雇われた科学者でした。政治が科学者を殺したという見方をしているニュース記事もいくつかありました。

ドラコヴィッチ博士や博士の米英カナダのご友人は,放射能について研究を続けたことで職を追われました。(ドラコヴィッチ博士は米軍の軍医でした。)科学に政治が介入することを,本当に憎んでおられることが伝わってきました。

以下,博士のお話の内容はたいへん長くなるので,別な場所にファイルを置いておきます。(作成中。)こちらからどうぞ(geocitiesのスペースに飛びます)。

アサフ・ドラコヴィッチ博士: Dr. Asaf Durakovic
Uranium Medical Research Center (UMRC)
http://www.umrc.net/

UMRCのロゴの上部にあるGutta Lapidem Cavatとは,ラテン語で「一滴の水が岩をうがつ」という意味だそうです。

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■追記(12月1日):
第2回核兵器廃絶 地球市民集会ナガサキ」(NGO長崎集会)(kankanさんのエントリ)
posted by nofrills at 06:34| quote | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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