2003年12月20日

「暴力の連鎖」について。

おもしろかった記事。「イラクの政情が不安定な事情で気になったこと」(beta_delphinusさん,20日)。「暴力の連鎖」の構図を示した上で,英IndependentのCockburnの記事が参考情報として掲載されている田中宇さんの記事(うちの過去記事)のこととパレスチナのことを絡め,「復興支援」について考えておられる。私がCockburn記事を読んでも「ひでぇことしやがるぜ。だからこの“戦争”ってぇやつぁ……」と思うだけで止まっていたことは,前に書いた通り(うちの過去記事)。

そういう部分でもおもしろかったのですが,beta_delphinusさんのご説明による「構図」がもっと胸に迫るものがありました。

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ええと……私も「Step1が第三者に見えない為にStep3だけが注目の的になる」にはおおいに心当たりがあるわけで……第三者としてStep3だけに注目していたことがあった。

それは北アイルランド(NI)について。(うちの記事一覧

北アイルランドにおける「暴力の連鎖」は,かつて,私にとっては「あるということは知っている」程度のことでしかなかった。むしろ,「IRAによるテロ」しか知らなかった。直接的に迷惑をこうむったのも,私はイングランドにしかいなかったので(NIに行っていないので),IRAによる爆弾騒動(あるいは爆発)だけだった。(IRAが犯行声明を出していた。)必然的に「IRAは嫌い」になるし(この点は今も同じ。商店街のゴミ箱の爆弾に意味があったとは思えない),アイリッシュへのイメージもどうしても悪くなる。(アイリッシュの人に何か悪いところがあれば「ああやはりアイリッシュは」と思う自分を止められない。)

私は英国側の話しか聞いたことがなかった。NIは「住民たちの選択でUKに留まった」「それに対する抵抗運動がエスカレートしてテロになった」と思っていた。

だからユニオニスト(英国残留派)のテロ組織の存在を知った時のショックと言ったら。あまりにひどい差別を知ったときの衝撃と言ったら。

最近,私は改めてNIについて調べている。っていうかそれ専業になりたいくらい興味がある。

でも今はそれよりやりたいことが出てきているので,ひとまず休憩中。

明日,本が届く。先日注文したNIについての英語の本(が数冊)。

入ってくる情報によって,私の考えることはくるくると変わるだろう。
posted by nofrills at 20:04| i_dont_think_i_am_a_pacifist/words_at_war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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