2004年04月01日

「プラカードに爆弾が仕掛けられる恐れあり」?

※これは31日の記事ですので,エイプリル・フールのバカニュースではないと思います。

Campaigner to scale down protest
http://news.bbc.co.uk/1/hi/england/london/3586925.stm

もう長いことロンドンの国会議事堂(ビッグベンのある建物)の前にテントを張って泊まりこんでanti-warの抗議をし続けている人が,警察から「もーちょっとこぢんまりとまとまってくれんかね」と言われているらしい。この人は2001年の7月(9-11の前)からずっとパーラメント・スクエアで反戦プラカードを掲げるなどして抗議を続けている人物。写真を見ると,ほんとものすごいプラカード。

参考:
http://www.j-n-v.org/BrainHaw.htm
http://www.indymedia.org.uk/en/2003/04/60792.html
http://www.guardian.co.uk/antiwar/story/
0,12809,962324,00.html



なんてことで,ついつい反射的に思い出してしまうのが,80年代,サッチャー政権の時代に,当時野党だった労働党の名物おやじ,レッド・ケンが,パーラメントからいやが応でも目に入る場所に「本日の失業率:○○%」というどでかい垂れ幕を垂らしていたという話。(←00年に50歳くらいのロンドナーから聞いた話を,記憶に頼って今書き起こしているので,細部など不正確かもしれません。)

このレッド・ケンが,現在ロンドン市長をつとめるケン・リヴィングストンだ。

2000年に復活したロンドン市長選挙の際,労働党はレッド・ケンではない人物を候補として擁立した。だからレッド・ケン(ちなみに南ロンドンが地盤)は党を離脱して無所属で立った。そして圧勝した。(この選挙のときの様子はかつて私のウェブサイトにアップしてありました。また復活させようかな〜。)

話がずれたけど,パーラメント・スクエアのプラカードおじさんのやってることは,80年代に労働党がやってたことととてもよく似ているような気がするわけだ。

んで,このプラカードおじさん,警察からプラカードをちょっと片付けなさいと言われたらしい。あんまりごちゃごちゃしているから,「テロリストが爆弾を仕掛ける場所になるかもしれない」というのが理由。

……んーとね,このおじさんがいるパーラメント・スクエアというのは,議事堂の,ビッグ・ベンとかクロムウェルの銅像とかと道を挟んで向かい合っていて,スクエア自体にチャーチルの銅像とかあったりするような感じ,つまり議事堂の真正面なんですね。

で,ここにおじさんのプラカードがあろうがあるまいが,警察の言う「爆弾を仕掛けに来るテロリスト」がここまで接近できるとしたら,それはそれでどーよとかツッコミたくもなるのですが,一方でロンドンの国会議事堂は観光スポットでもあり,その前の通りは生活道路でもあり,人の流れを完全に規制するわけにもいかない。(バスとかも普通に通ります。)

それと,このおじさんはかつて当局によって立ち退きを求められたというか司法の場でそれを争ったのですが,司法は立ち退きを認めず,おじさんがパーラメント・スクエアにいる権利を認めたという過程もあるとのことで。
posted by nofrills at 11:37| todays_news_from_uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。