2004年08月22日

ムンクの『叫び』がムンク美術館から盗まれた。

ノルウェーのムンク美術館から『叫び』が盗まれたことが,BBC NEWSのトップに来てました。ナジャフだとかオリンピックといったここ数日のトップ記事は2位扱いに。プーチンのチェチェン訪問(記事はこれ)は新着ニュース扱いではあるけど,トップページでは右の欄,「この他の重要ニュース」。(爆殺された大統領のお墓参りだったそうです。むろんこういう行為にはただの「死者への追悼」以上の意味があることでしょう。)

munch.png
※画像クリックで原寸大表示

記事はこちら。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/3588282.stm
Two masked thieves pulled the work and another painting, Madonna, off the wall as stunned visitors watched.
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覆面をした盗人が壁にかかっていた『叫び』と『マドンア』を引っ張って外した。美術館を訪れていた人たちは茫然と見守るだけだった。


いやー,私もムンク美術館に行ったことのある人が書いた文章で,「警備がない(だからゆっくりと絵と向かい合うことができる)」ということを読んだことがあるのですが,まさかこんなに警備されてないとは。

BBC記事では,偶然にもその場に居合せたフランスのラジオのプロデューサーが「ワイヤで吊り下げられているだけですから,引っ張れば外れるんですよね。まさに彼らはそうやって盗んでいったわけです」と語っています。

何しろガラスケースがなく(絵を保護するためのガラスが額縁にはめられていたかどうかは私にはわかりませんが),額縁がワイヤーで壁面に吊り下げられていただけだというから,ううむ,そんな環境で見られるのはうらやましいぞではあるのですが,衆人監視のなかで覆面をした強盗団が額縁をがしがしと引っ張ってワイヤから外して持っていく,なんて……。いや,『叫び』も『マドンナ』も,サイズは小さくてひとりでも持ち運びできるくらいなのですが。(ムンク美にあるのとは別のヴァージョンを,東京で見たことがあります。)

絵画盗難は,マンチェスターでゴッホが盗まれたり(そういえばゴッホはアムスのゴッホ美術館でも盗まれてますね),これまでにもいろいろあったと思いますが,「引っ張って外した」現場が一般のお客さんにこんなにはっきりと目撃された例って,ほかにあるのでしょうか。

直接関係ないのですが,Munch(ムンク)は英語圏ではどう呼ばれているのでしょうか。英語の発音規則(というものがあるとすれば)に従えば,これは「ムンク」ではなく「マンチ」です。その答えも上記BBC記事に。(上部にビデオへのリンクがあります。)
posted by nofrills at 23:08| todays_news_from_uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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