2003年11月28日

this really sucks.

イラクの子供たち

※写真は米オルタナティヴ・ニュースサイトのtruthout.orgさんに掲載されていたもの。

あぁクソ,気分悪い。言葉荒くてすみません。でもほんとに気分悪い。漱石なら「不愉快」と書いたかもしれない。そういう気分。

あっちもこっちも嘘嘘嘘。北アイルランドの選挙は「天気のせいで」投票率が低かったとBBCは言うし(過去記事),米大統領はバグダードくんだりまでおでましで「君たちがイラクでテロリストをやっつけてくれているから我が国にテロがない」とおべっかを使う。「君たちがイラクでテロリストをやっつけてくれているから我が国にテロがない」というのはさっき見ていたテレビのニュースのブッシュ発言の聞き書きなので,細かい部分は不正確だと思うが,大筋こんな内容だ。

さて,問題です。「我が国にテロがない」理由は何でしょう。
1.CIAがしっかり働いてくれているから
2.イラクで兵隊さんがテロリストと戦っているから
3.断定できない

では別の問題です。湾岸戦争やコソヴォ空爆に従軍した兵士や戦いが展開された地域の人々の間で通常ありえない症状が確認されています。その原因は何でしょう。
1.その地域の悪いヤツが化学兵器や生物兵器やウランを使ったこと
2.一種のシェルショック,いわゆるPTSD。あまりのショックでホルモンバランスが崩れ,身体機能が変になって,精神状態もおかしくなったのである
3.断定できない

彼らの「論理」。隠されている選択肢は意図的に隠されている。

私のムカツキがおさまるのはいつだ。クソ。


-- A Performance the Nazis Would Envy
Paul Street, "Bush Wins on Security," 27 November 2003, ZNet


……ダメだ,今日はどうしても言葉が汚くなる。

■関連記事:
うちの過去記事
「ことしゃんのページ」さん

※ことしゃんのところに書いた私のコメント:
http://www.yomiuri.co.jp/newse/20031123wo41.htm に関連して)

えーとまず,「ネオコン」があれであるとかこれであるということは耳にしています。デモクラットであるとか,ゆえにリベラリストであるとか,果てはトロツキストであるとか。

で,ユダヤ教とかキリスト教原理主義についてですが,これは私は彼らの信仰faithではなく,彼らが道具として利用しているのだと思います。なぜなら,彼らに信仰があるとは到底思えないため。マキャベリストですから,利用できるものはなんでも利用するでしょう。彼ら自身は無神論じゃないのかとすら思ってます。(←これは私の個人的な感想。)

あと,民族的にジューイッシュであることが思想に影響があるとは言えません。ノーム・チョムスキーも,名前ですぐにわかるようにジューイッシュ・オリジンです。ある人が「ユダヤ系」であることは,何も説明しません。「正統派ユダヤ教徒」であるとかいった,単に「ユダヤ系」以上のディテールが必要不可欠です。

岡島氏の文中にシカゴボーイズのことが出てきますが,シカゴボーイズといえばレーガノミクスの屋台骨だったと思います。(記憶に頼ってるので間違いかもしれません。各自ご確認を。)レーガノミクスとは「強いアメリカの基軸通貨ドルで世界はパクスアメリカーナ」っていう例のあれの経済面の用語で,当時はこう呼んでました。っていってもレーガン時代は私にはあまりにもリアルタイムすぎて逆にあんまりよくわからないんですが。

シカゴボーイズのボスたるレオ・ストラウスとネオコンについてはこちらさんがわかりやすいと思います。

さて,岡崎氏の文章,最後の日本を語った部分はひどく粗雑ですね。でもその前の「ネオコンとは何か」の説明はよく整理されていてわかりやすいですね。

この説明の部分の核となっているのが,Neoconservatives believe man's natural rights of freedom and democracy cannot be compromised by dictatorial rule or relativism. の部分。これがネオコンの本質的部分です。ここで用いられているfreedomは,アダム・スミス(でいいと思うけど)以来のリベラリズムを押さえておかないと,正確に理解することは難しいです。私もよくわかっていません。勉強中です。

で,その少し後にReflecting on Plato's ideal of rule by a philosopher-king, Strauss said ...というのがあります。ストラウスはプラトンを援用したというのですが,プラトンは「人間は理想に向かって進歩する」という思想の大元となった古代ギリシアの思想家です。「理想」という「完成されたもの」があり,人間はそれに向かって「進歩」していくものである,と。それだけ見てると何てことはないように見えますが,政治的には別な見方をしなければならないのがこの「進歩」というものです。

この点についてはこちらさんで端的にまとめてくださっています。

とりあえずこんなところで。
posted by nofrills at 22:24| todays_news_from_uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。