2004年09月03日

テフロン・トニーの「勝利の7ヶ条」だってさ。

ニュースサイトを見て回っとったらこんな記事が。

BLAIR: MY SEVEN STEPS TO VICTORY
http://www.dailyrecord.co.uk/の記事タブロイドだから,BLAIR: MY SEVEN STEPS TO VICTORYなんていう,直訳すれば「私の必勝マル秘テク 7つの法則」みたいな(<直訳してねぇよ),いわば「すべては美しく勝つために」みたいな,ばかばかしいヘッドラインになってるんだと思いますが,それはさておき。

夏のヴァカンスを終え,テフロン・トニーは労働党の引き締めに躍起,という文脈があって,この秋のクイーン・スピーチで打ち出す7ヶ条を明らかにした,らしいです。(記事のディテールがあんまりばかばかしいんでろくに読んでない。ごめんなちゃい。だって「三位一体の改革」とか「骨太の方針第○弾」とか「待機児童ゼロなんちゃら」とかって読む気しないでしょ,それとまったく同じ。)

で,その7ヶ条とは:
- Ending the era when only the rich get access to the best education, skills and qualifications.
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- Giving patients and pupils more personalised and consumer-driven services not based on ability to pay.
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- Tackling the problems of poor families and deprived areas.
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- A tough law and order agenda and focus on anti-social behaviour.
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- Encouraging more people to save for retirement.
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- Tackling asylum and immigration abuses but promoting a tolerant multi-cultural society.
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- Putting climate change and tackling poverty in Africa at the top of the international agenda at a time when the UK will hold the presidency of the EU and the G8 nations.


3つめと4つめと5つめがやや目を引くだけ。それも中身がいいとかじゃなくて表現がおもしろい(歯切れのよい英語)とか,逆に「これが労働党の言うことかヨ」(今更ですが)とか,そういう点で。

「NHS改善」が入ってないのがちょ〜笑える。01年で宣言したことができてないから出せないんだろう。ってか,NHS関連は2つめに入ってるんだけど,patients and pupils っていうまとめ方はひどすぎ。

Safetyってのも入ってないわね。これも下手に出せない語なんだろうな。

にしても1つめ……またeducationかよ!バカのひとつ覚えってこのことかもしれない。

全体に理想の大風呂敷の大言壮語が並んでるわりに,ひどいですね。7つめは特に……あれもこれも一緒にごちゃっと書いてあるだけで,まったく切れがない。スピンドクター不在なのか? こんなの,保守党でも書ける。むしろ,保守党の方が文章うまいんじゃないのか?

来年の総選挙に勝てば,労働党としては史上初めて3期連続の政権となるので,ブレアは必死です。何しろこの人は歴史に名を残したいんだから。

ミロシェヴィッチ討伐でもサダム討伐でもまだ足らないらしい。(どちらのケースでも劣化ウランばらまきまくり,民間人殺しまくり。)

もう十分に歴史に名は残ってるけどね。テフロン・トニーとして。プードルとして。

先日ボリス・ジョンソン(保守党)が,「ブレアは労働党だから『英米の同盟関係』を理由にできず,WMDといういいかげんな理由をでっち上げて戦争に邁進し,その過程で英国の政治をずたぼろにした」というような激烈な批判をしていたけれど(激烈っていっても左派のような激烈さはないのね,保守党だから),そういう点では,英国議会制民主主義の破壊者,でもあるわけだ。

っていうか,ゴードン・ブラウンとの“密約”はどーなったんだろ?
posted by nofrills at 13:06| todays_news_from_uk/about_Blair | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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