私はいちおーブリティッシュ英語っつーか中途半端なロンドン訛り(エスチャリーに近いがあくまでベースはジャパニーズ)があって英国から来た人には「あんた,ロンドンいたことあるっしょ?」とズバリ指摘されることもよくあるのだが,実は大学までの教育過程において耳にし口にした(させられた)「英語」のほとんどはメリケン英語である。大学での音声関連の訓練は『アメリカ英語標準発音』で受けている。よって実は音としてのメリケン英語は多少知っている(使える・使えないはまた別の話)。
んで,メリケン英語の場合,L音がT音に転化することは珍しくない。(get offが「ゲラ〜フ」みたいになるのはそのせい。ニューヨーカーが喋るのとか聞いてるとはっきりわかります。)
一方ブリット英語の場合,T音は異様に強く発音されるので……云々は過去の著作に書いたからここでは省略。
んでも,「オカダOkada」=「オカラokala」は,T音ではなくD音だし,今回は「ダ」と「ラ」の書き間違いという判断が下ったようだけど,日本語の音声のシステムとして,候補の名字が「オカタOkata」だった場合に「オカラokala」の書き間違い(音声としての誤認識)が発生するのかどうかは,実は私にはわからん。
しかしこの選挙,1票差ですか。