2003年07月22日

構文解析

私にとってはひじょーに読みづらい文でした。Lord(とても上流)の英語。ドクター・ケリーの件の調査にあたる責任者,ロード・ハットンのコメントより。ソースはThe Telegraph記事。

I make it clear that it will be for me to decide as I think right within my terms of reference the matters which will be the subject of my investigation.

……読んでも意味が正確に取れないので再読。

I make it clear that
ここまでは簡単。

it will be for me to decide
あまり目にしたことのない形だけど,「to不定詞を受ける形式主語itでfor 〜はto不定詞の意味上の主語」で,意味は「決めるのは私だ」ということとすれば,ここまでも簡単。(解釈が違ってる可能性あり。っていうか,it is for 〜 to do ... っていうの,見たことないと思うんです。itが形式主語ではないとか,for 〜を「意味上の主語」と解釈しない方がいいんじゃないかという可能性もおおいにあります。ツッコミお待ちしています。)だけど問題は,「decideの目的語は何か」。

この後の部分を,まずは文法的に判断して区切ります。
as I think right / within my terms of reference / the matters which will be the subject of my investigation.

最初見たときには,この↑区切りさえスカッと入れられなかった。(情けないなあ。)どー読んでもつながってないでしょ,という場所を発見するまでに3回読んだ。(とほほ。)

as I think right
within my terms of reference
※ terms of reference「((英正式)) (調査委員会などの)権限」
この2つのグループは挿入句。で,
the matters which will be the subject of my investigation
↑これがdecideの目的語。

つまり,文の本筋(←日本語が変)としては
I make it clear that it will be for me to decide the matters which will be the subject of my investigation.
「私の調査の対象となることを決めるのは,私であるということは,はっきりさせておく。」

as I think right
within my terms of reference
が挿入されて,
「私が私の権限の範囲で正しいと考えるように,私の調査の対象となることを決めるのは,私であるということは,はっきりさせておく。」
という意味になるかと。(日本語の「私」の連続は度外視してください。)

解釈が間違ってたらツッコミ(コメント)をお願いします。

このくらいに読みづらい文は,書き言葉ではときどき見るのだが(50年くらい前の論説文とか。現代でも保守党議員の論文でこういう感じの文を見たことがある)しかしこれ,話し言葉。参りました。


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■追記(2005年4月1日)
2005年03月31日にスーさんから次のようなコメントをいただきました。

こんな訳はどうでしょう
私は、自分の調査の対象になるであろう事柄をまさに自らの権限内で考えるように、決定するのは自分であろう、ということを明確にしている。
_
rightは強めと考え、right...referenceで一区切り、thinkの目的語はthe matters以下と、とりました。


なるほど、です。as I think / right within my terms of reference / the matters which ... という区切りですね。この解釈の方が通りそうな気がします。。。
posted by nofrills at 10:06| 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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