2004年11月24日

あるあるあるあると言い続けること。

「ないものをあると」で検索してみたら,2004年10月9日の西日本新聞「春秋」に行き当たった。
イラク戦争の開戦理由が完全に否定された。ブッシュ米大統領が「イラクに存在する」と主張した大量破壊兵器は「存在しなかった」と米国調査団が結論づけた▼最終報告書の柱はいくつかある。大きな柱は「生物・化学兵器の備蓄は一切なかった」「核兵器開発計画は一九九一年以降、頓挫していた」の二つだ。ないものをあると言って仕掛けた戦争であることがはっきりした▼あると信じさせようとした人たちがいたことは前にも書いた。ブッシュ大統領がそのなかに含まれるのか、乗せられた一人なのかは判然としない。いずれにしても開戦の大義は崩壊した。ポイントはその点に尽きる〈後略〉
そう,「イラクに存在しているとされる」大量破壊兵器は,なかった。

でもそれが公式に認められたころには,「ファルージャに存在しているとされる」アブ・ムサブ・アル=ザルカウィなる「テロリスト」がいた。

いや,「テロリスト」というより「恐怖(terror)の大魔王」みたいなもので,11月の総攻撃開始時には「悪魔」とか言われてた(そのころには「ザルカウィ」はもうファルージャにはいなかったとされていたのに)。

米国では「斬首なんていうとんでもないことをするとんでもない悪魔のような男,ザルカウィ」ってことになってるらしい。例の「ファルージャのモスクでの銃殺現場」を撮影したジャーナリストのウェブログによると,軍隊の司令官もそう言っている。(第2次大戦の米国内での日本に対するプロパガンダと,驚くほどよく似ている。「日本人はあんな残酷なことをするのだから,東京を焼き尽くすのはOK,原爆を落とすのもOK」だった。)

斬首は残酷で許すべからざる行為と言う人たちは,クラスター爆弾を使う。町をひとつ,ブッ壊す。

ところで西洋の御伽噺のなかで,「オオカミが来た!」と何度も虚言を吐いて村人をびっくりさせていた少年が,村人から信用されなくなったのって,何回目の「オオカミが来た!」だったんだろう。

Blair says terror threat 'real'
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk_politics/4036257.stmhttp://news.bbc.co.uk/1/hi/uk_politics/4036843.stm

何ヶ月か前の,Steve Bellのカリカチュア@ガーディアン:
liar.jpg

デモ参加者の手書きのプラカード:


Liar, liar, pants on fire...

これは英国(&英語圏)の囃し歌。(日本の「おまえのかーちゃんでーべーそ」に相当。)
posted by nofrills at 13:04| todays_news_from_uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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