'Brain itch' keeps songs in the head
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/3221499.stm↑の記事の見出しを見たとたんに,カイリー・ミノーグの例のあれ(♪ナ・ナ・ナ・ナンナーナナンナン♪)が頭をぐるぐるし始めて困っているんですが,記事にある写真もカイリーなのね……。いや,この曲は嫌いじゃない(むしろ好き)なのでいいんですけど,この一通り終わったら次にBlue Mondayが頭をぐるぐるし始めるので困ります。最近はさらにGoldfrappという人々のキャッチーでポップでダンサブルなのが加わるのでもっと長くなります。
これらはむしろ好きなのでいいんですが,全然好きでも何でもないのに単にぐるぐるするもの,特に大ヒット映画の主題歌だったりして,大型CD店でもコンビニでもスーパーでもテレビでも何度も繰り返し繰り返し聞かされるものはほんとかんべんしてほしいって時がよくあります。
90年代初めにブライアン・アダムズの何かが異様に流行った時,たまたま渡英の予定があった私は「ロンドンに行けばブライアン・アダムズの洪水から逃げられるかも」と思っていたのですが,状況はロンドンでも東京と同じでガックリしました。っていうか「逃れられるかも」という期待をしていた分,裏切られた衝撃は大きく,その曲とあの声がますますイライラの原因となりました。
それよりもっと前,中学生で定期試験を控えていた私の耳に間断なく届けられていたのが、近所の八百屋のおやじさんがつけてるラジオで,しかもおやじさんが「ハイお釣り100万円」というあのダミ声で時々熱唱してくれるおかげで,試験の最中,因数分解だの方程式だのに立ち向かう私の頭の中はエンドレスで都はるみになりました。
ええ,ひどい結果になりましたよ,試験は。
そういう(時として)迷惑なヒット曲の秘密は下記の通りだそうです。
"Certain songs have properties that are analogous to histamines that make our brain itch.
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"The only way to scratch a cognitive itch is to repeat the offending melody in our minds."
抗ヒスタミン剤とか,役に立つのだろうか?