2005年04月26日

ジェイミー・オリヴァーの学校給食改善運動の件(PFI絡み)。

最新記事のリンクだけ。

Private deals block Jamie's school dinners
http://www.guardian.co.uk/uk_news/story/
0,3604,1469502,00.html


要は、ジェイミーの取り組みが公式に始まる前に、学校は業者(私営企業)と25年の契約を結んでいたので、ジェイミーが「ジャンクフード放逐」を訴えて切り込もうにも、という話。ガーディアンのスクープらしい。(書き方から判断して。)この「英国の学校給食」の問題ってのは、簡単にまとめれば、学校で生徒・児童に食わせてる食事が、油ギトギト・食塩バリバリで不健康なメニューになってるのを、「セレブリティ・シェフ」のジェイミー・オリヴァー(彼は「食育」について数年前から活発に発言していた)が「何とかすべきである」と立ち上がった、というもの。

一方で「業者(私営企業)との25年の契約」というのは、政府(ブレア政権)が主導したPFIに基づくもの。

……日本にとっても他人事ではないんじゃないかと思うのよね。日本でPFIがどうのって話が出るときに必ず引き合いに出されるのが英国の例で、例えば内閣府サイトでは
英国など海外では、既にPFI方式による公共サービスの提供が実施されており、有料橋、鉄道、病院、学校などの公共施設等の整備等、再開発などの分野で成果を収めています。

とか書いてるわけよ。

しかし、この「民間参入」には、それが果たして本当に「市場経済」とか「競争」とかいうものの良い面が反映されうるものなのかどうか、という側面がある。(今回の、ジェイミーの活動についてのガーディアン記事はその一例だ。)内閣府が例示している、「有料橋、鉄道、病院、学校など」のうち、英国の場合、鉄道はカオス、病院もカオス(重病で数ヶ月待ちなど)で、それは英国では大きな問題であり続けてきた――わたしの記憶している限り、2001年総選挙の争点はそこだったはずだ。(内閣府のこの文書を読む限り、そんなことはわからない。)

さて、ジェイミーのプランはこれからどうなっていくのやら。
posted by nofrills at 02:38| todays_news_from_uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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