2005年12月21日

"no public inquiry"なニュースがいくつも。

1)2005.07.07のロンドン地下鉄爆弾について「パブリック・インクワイアリーはしない」と決定。
No inquiry into 7 July bombings
Last Updated: Wednesday, 14 December 2005, 00:14 GMT
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/4526604.stm
※関連記事、 Inquiry rebuff: Bomb victims' views
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/4529420.stm

2)北アイルランドのスパイ事件について、ヘイン大臣が「パブリック・インクワイアリーはしない」と断言。
Hain rejects 'spy' inquiry demand
Last Updated: Monday, 19 December 2005, 17:35 GMT
http://news.bbc.co.uk/1/hi/northern_ireland/4542418.stm

3)英国政府の開戦決定についてのパブリック・インクワイアリー請求を、High Courtが却下。
Families lose Iraq inquiry appeal
Last Updated: Tuesday, 20 December 2005, 16:31 GMT
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/4546340.stm1)2005.07.07のロンドン地下鉄爆弾については、9月からパブリック・インクワイアリーを要求する動きが活発になっていたが、内務省が「しない」と決定した、というのが12月14日のニュース。

あの爆弾については、「MI5は事前に動きをつかんでいたはずだ」という意見があるのだけれど、政府としては、情報機関や治安当局からの説明も盛り込んだ書面を出してパブリック・インクワイアリーに代えることにした、ということです。

ふーん。。。

2)北アイルランドのスパイ事件については、これはひどい。ヘイン大臣は「それはパブリック・インタレストではなかろう」、「ものすごい額の金が必要になる」、だから「しない」だってさ。

この事件については、ナショナリスト(シン・フェイン支持もしくはそれに近い人)もものすごい非難をしているけれども、ロイヤリストというか英国の右翼というかイスラエル支持者というかそういうスタンスの有名ブロガーも、別の観点からものすごい非難をしている。

どっちの立場ってことはなく、とにかく真相を明らかにせよというのは、当然パブリック・インタレストだし、そういうところにかける金を惜しんでどうするって。

SDLPの党首が「dirty warの末にdirty peaceになった」というようなことを言っていて、ほんとそうだよな、と、しばらく凹んだ。。。

3)英国政府の開戦決定についてのパブリック・インクワイアリー請求は、イラクで戦死した英軍兵士の家族によるもの。「開戦決定はa breach of Article 2 of the European Convention on Human Rightsだ」という主張だったのだけど(Their lawyer, Rabinder Singh QC, had argued Article 2 of the convention obliged the State to conduct a proper, adequate investigation when lives were lost.)、ほかに切るカードがなかったんだろうか。。。

で、パブリック・インクワイアリーといえば、今年の夏には最終報告書が出ているはずだったブラッディ・サンデー(1972年1月30日、北アイルランドのデリーで英軍がデモ隊に発砲して13人を殺し、その後の北アイルランドを泥沼にした決定的な事件)のインクワイアリー、これが巨費を投じて(英軍側の証人が顔を出せない、名前も出せない、居場所も出せないのでテレビ電話回線を整備したりしたことも大きかったようだが)、何とか真相を明らかにしようというもののはずなんだけど、どうしてまだ最終報告書が出てないのかがわかりません。

あと、ストックウェル駅で射殺されたブラジル人電気技師の件については、もうちょっと先にならないと、パブリック・インクワイアリーに関する進展はないだろうと思います。
posted by nofrills at 09:52| todays_news_from_uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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