2006年07月31日

「犯罪行為を犯した者」が「犯罪者」でなくなる(かもしれない)とき

北アイルランド名物、アルファベット・スープに新メニュー登場! PIRA, RIRA, CIRA, OIRA, INLA, UDA, UVF, LVF, UFF, DUP, UUP, UPP, RUC, PSNI, OTR (RIP) ...に続き、今月お目見えしたのは、CRJ

・・・って何なのよ、だから。

CRJ: a private deal, but is it legal?
http://www.sluggerotoole.com/index.php/weblog/comments/
crj_is_it_a_legal_deal/
上記のスラオさん記事では、
It seems that British Government plans to approve the running of CRJ under official auspices are running into deeper water.

ってなってて、CRJがもうわかりきってる略語扱い。で、British Government plansにリンクされている記事(過去記事)に飛んでみたのね。

some time today, then?
http://www.sluggerotoole.com/index.php/weblog/comments/
some_time_today_then/


ここでもさ、
Today NIO Minister David Hanson is supposed to be publishing the final version of the guidelines for CRJ schemes ...

ってなってて、CRJがもうわかりきってる略語扱い。

しょうがないのでGoogleさんに訊いてみたんだけど、college radio japanの略称ばっかりで・・・。

しょうがないので、検索ワードを、スラオさん記事にあったキーワードと組み合わせて、「crj justice」にしてみたんだけど(この時点で、jはjusticeだということだけはわかっている)、むー、違う。

しょうがないのでさらに検索ワードを増やして、「crj justice "northern ireland"」にしてみたら、やっと出てきた、BBC記事。(なら最初からBBCで検索しとけばよかった。。。)

McCartneys call for CRJ rethink
http://news.bbc.co.uk/1/hi/northern_ireland/5196280.stm

7月19日付けのこの記事、読んでるし。ブクマはしてないと思うけど読んでるし。「おお、久々にマッカートニー姉妹(2005年1月に殺害されたロバート・マッカートニーさんの姉妹)」とは思ったんだけど、なんかまた、ニュー・レイバーな政府がその地域の実際をよく知らずに、かっこよさげなプランを作ってるんだな、ということで、ブクマするほどでもないと思ってスルーしたんだよな。。。

閑話休題。

新登場のアルファベット・スープ、「CRJ」とは、「community restorative justice」のことでした。ちゃんちゃん。

っていうか、これ、昨年すでに知ってたよ、わたし。CRJという語としては、今まで認識してなかっただけか。

http://news.bbc.co.uk/1/hi/northern_ireland/4312192.stm
http://news.bbc.co.uk/1/hi/northern_ireland/4500986.stm
あたり。スラオさんでももちろん。

つまり、パラミリタリーが警察代理みたいに実効支配(?)している地域で、パラミリタリーを排除して警察が治安を担当するのではなく、そのパラミリタリーを「テロリスト」や「クリミナル」でなくして、警察の代理のようなことをやらせようというプラン、だと思う。その過程で、彼らがすでに「テロリスト」や「クリミナル」ではないのだということを、彼ら自身およびコミュニティが確認していく作業が入る。

資料の細かいところまでは読んでいないが、大筋、そういうことだと思う。(誤読してる可能性もあります。ご指摘はコメント欄でお願いします。)

うまく行けば本当にすばらしいスキームかもしれない。でもね。。。

criminalをperpetrator と表記して流してしまうようなことを前提としたスキームやプランが、どこまでうまく行くものか、というか。

確かにグッドフライデー合意は圧倒的多数の支持で受け入れられた。でもそれは、peace before justiceではあっても、peace without justiceではなかったはず。

トニー・ブレアは、北アイルランドの「和平」を、英国外交最大の輸出品にするつもりでいるはずだ。あんな、言葉だけの、言葉を軽んじる人物が、中東をどうするつもりなのか、北アイルランドをちょびっとだけでも見ていると、気が重い。


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コメント&トラバは
http://nofrills.seesaa.net/article/21707340.html
まで。
posted by nofrills at 14:18| todays_news_from_uk/northern_ireland | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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