2006年04月14日

「イランのウラン」を伝える記事を読んで

むか〜〜し、私がまだ義務教育を受けていたとき、三度のメシよりダジャレが好きな先生がうちのクラスの社会科を担当していたことがある。クソまじめな顔をして、決然と、吐き捨てるように、ダジャレを口にする先生だった。

この先生のダジャレのなかで、どうにも忘れられないもののひとつが
ウランは絶対に売らんぞ。

である。今頃この先生は「イランにはウランは絶対に売らんぞ、といってもいらんと言われるかもしれないが」などと、クソまじめに決然と言っているに違いない。

イランがウラン濃縮に成功したようだ。

Iran declares: we are in the nuclear club
Robert Tait in Tehran and Ewen MacAskill, Wednesday April 12, 2006
http://www.guardian.co.uk/frontpage/story/0,,1752064,00.html
Iran announced a technological breakthrough yesterday that could lead to the development of a nuclear bomb, in a move that appeared to catch the west off guard.
この記事の第4パラグラフが
Iranian television broadcast pictures of scientists dancing and waving test tubes apparently marked with chemical symbols. Mr Ahmadinejad, who has threatened to wipe Israel off the map, said the nuclear programme was for purely civilian purposes.

で、その次(第5パラグラフ以降)でイスラエルの見解など出てくるので、ライティングとしては「なるほど、こう書くのか」とふむふむと読めばよいところではあるが、しかしもうちょっと煽らないような書き方をしてほしいと思う。

というか、Richard Norton-Taylorならこういう書き方はしないだろうな、とか思うのだが。

Richard Norton-Taylorの仕事:
Revealed: the rush to war
Richard Norton-Taylor, Wednesday February 23, 2005
http://www.guardian.co.uk/guardianpolitics/story/0,,1423216,00.html

Blair-Bush deal before Iraq war revealed in secret memo
Richard Norton-Taylor, Friday February 3, 2006
http://www.guardian.co.uk/frontpage/story/0,,1701214,00.html

同記者は、いまは、「イラク戦争は不法である、ゆえに任務を拒否する」としてcourt martialにかけられているRAFの軍医の法廷の様子を日々レポートしている。

RAF doctor refused to go to Iraq citing 'illegality' of conflict
Richard Norton-Taylor, Wednesday April 12, 2006

US on par with Nazi Germany, says RAF officer in Iraq trial
Richard Norton-Taylor, Thursday April 13, 2006

さて、イランのウランだが、上記ガーディアン記事を見て「煽るねぇ〜」と思っていたのだが、ガーディアンであれということは、ほかはもっとすごいということであると考えておくのがおばちゃまモア・ベターよ。

ブルームバーグ:
Iran Could Produce Nuclear Bomb in 16 Days, U.S. Says (Update2)
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000100...

なんとまあ、USの国務省筋から「イランは16日で核爆弾を製造できるかもしれない」という話が出ている、っていうのだ。

April 12 (Bloomberg) -- Iran, defying United Nations Security Council demands to halt its nuclear program, may be capable of making a nuclear bomb within 16 days, a U.S. State Department official said.
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"Using those 50,000 centrifuges they could produce enough highly enriched uranium for a nuclear weapon in 16 days," Stephen Rademaker, U.S. Assistant Secretary of State for International Security and Nonproliferation, told reporters today in Moscow.
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これは12日付の記事で、私は12日から13日にかけて何度もBBC NEWSのトップページやガーディアンのトップページを見ているが、このような報道はないことから、このStephen Rademakerっつーおっさん(かどうか知らないけど)が「とりあえず、そのような懸念を表明しておく」役目を仰せつかって発言しているだけではなかろうかと思う。というかそうとしか考えたくない。

しかし「イランの核爆弾は16日で」ってのは、「イラクのWMDは45分で」と同じパターンだよね。助動詞のcouldの使い方も同じだし。

orz.....

※この記事は、出来心で実験的に使用しているははてなダイアリーとのダブルポストです。
posted by nofrills at 04:12| todays_news_from_uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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