2005年06月23日

英国も熱波で大変だ。

今日は札幌が30度で,東京より先に「初真夏日」を観測したそうですね(23年ぶりとか?)。うちの部屋は直射日光のおかげでちょっと晴れたら30度超えってのはしばらく続いていますが,今日は気温より何より湿度!! 部屋にいてももわわわーん,扇風機を回してももわわわーん,外に出てももわわわーん,自転車に乗ってももわわわーん。。。

こんな東京ですが,ヨーロッパも熱波で大変だとのこと。コンフェデレーションズ・カップ開催中のドイツもものすごい暑いそうですが(日本−ギリシアの試合を見に行かれたnasastarさんのウェブログに「37度」を表示する温度計の激写写真あり),フランスはまる1日(24時間)30度超えた日があったそうだし(数年前の熱波のときみたいなひどいことにならなければいいのですが……),海を渡った英国でもひどく暑いそうです。

Google Newsから見つけたデイリー・メール記事:
Heatwave puts UK on smog alert
by JAYA NARAIN, Daily Mail 07:36am 23rd June 2005
http://www.dailymail.co.uk/pages/live/articles/news/news.html?
in_article_id=353246&in_page_id=1770

Parts of Britain have been placed on smog alert as the heatwave sends air pollution to dangerous levels.
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The soaring temperatures and light winds of the past week have created ideal conditions for the harmful haze of gases and dust.
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Last night the Department of the Environment, Food and Rural Affairs issued a health warning for London, the South-East, East Anglia and Central England.
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It advised anyone with heart or lung problems or anyone sensitive to air pollution to stay indoors or, if they go out, avoid exerting themselves.


いわく,「熱波が原因で大気汚染が危険なレベルに達しており,ブリテン各地でスモッグ注意報/警報が出ている。気温が上昇している一方で風邪がほとんどない状態が1週間ほど続いているので,光化学スモッグ(<記事の後ろの部分に書かれていることから判断)が発生しているのである。昨晩環境省は,ロンドンとイングランド南東部,イースト・アングリア,セントラル・イングランドの各地方に,健康上の警報を出し,心臓や肺に疾患のある人や大気汚染に敏感な人は,屋外に出ないようにして,外出する場合には激しい動きは控えるようにしてくださいと呼びかけている」。

英国は昨年も熱波でしたが,喘息の持病のある9歳の女の子が,おそらくスモッグが原因で,発作を起こして倒れて死亡しているそうです。

有名な「ロンドンの霧」――19世紀後半にイメージとして浸透したもの――は,実は「霧」ではなく,産業革命の後にたくさんできた工場から排出される煤煙などによる「スモッグ」でした。

当時,テムズ川はあまりに汚染されていて悪臭がひどく,テムズに面したウェストミンスター・パレス(=国会議事堂)では窓が開けられなかったという逸話もあります。

ベタベタな笑い話として,「休暇はやっぱカントリーサイドよね〜」といそいそと出かけていったロンドナーが,田舎の澄んだ空気に慣れてなかったから具合が悪くなってしまった,というのもあります。

「スモッグ」があまりに深刻で,正確にいつのことかはわからないのですが,暖炉で石炭を燃やすことは禁止となったそうです。(2000年かそれ以前に,ロンドナーから聞きました。)

ロンドンなどの光化学スモッグについて,記事をいろいろ (from Google News UK) :
http://news.google.co.uk/?
ncl=http://www.irna.ir/en/news/view/menu-234/0506230759170334.htm&hl=en


なお,訪英をご予定の方は,英国では公共の場でも冷房の普及率がとても低いということにお気をつけください(→ロンドンの公共交通機関の冷房事情)。また,飲料の自動販売機はないし,コンビニもビジネス街くらいにしかないので,補給すべき水分を入手することについてもご注意ください。

なお,↑で「ロンドンの公共交通機関の冷房事情」としてリンクしたページはTransport for London (ex-London Transport)のサイトの一部ですが,いろいろと書いてあるように見えるのですが,要は「これから冷房を整備していく」ということです。何でも,Beat the Heat(<押韻している)というキャンペーンをしているのだそうですが,この相手をぶちのめすわけにはいかないでしょう。(war on terrorじゃないんだから,とか思いました。)地下鉄なんか,暑さ対策が"improve ventilation"だもん。

TfLによる「ポスターによる啓発活動」がなかなかすばらしいので引用しておきます。
* Always carry a bottle of water with you
* Please don't board a train if you feel unwell
* If you begin to feel unwell please get off at the next stop and seek help from our staff
* Please avoid pulling the passenger alarm between stations.

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*水のボトルは常に携帯しましょう
*気分の悪いときは電車に乗らないようにしましょう
*気分が悪くなったら次の停車駅で下車して,駅員に声をおかけください
*駅と駅の間で非常ベルを鳴らさないようにしてください


……これ,Beat the Heatか?

「気分の悪いときは電車に乗らないようにしましょう」ってことは,「電車の中は蒸し風呂状態です」という意味です。

「駅と駅の間で非常ベルを鳴らさないようにしてください」ってことは,電車の中で気分が悪くなって,駅と駅の間で非常ベルを鳴らすケースが多い,ということです。

マジな話,観光ガイドには「ロンドンは日本に比べて夏はずっと涼しい」ということが書かれているものが今もあると思いますが,「英国の夏は涼しい」説はもう過去の話と思っておいたほうがよいです。避暑地気分で大都会ロンドンに行くととんでもなく暑く感じられるんではないかと思います。(20度くらいの日もあるので平均気温は東京と比べたら全然低くなるのですが,ロンドンだと「気温28度でエアコンのない満員電車」になることもあります。)

リアルタイムのロンドンお天気情報:
http://www.theweathernetwork.com/weather/cities/intl/pages/UKXX0085.htm
weather.png

んー,でも気温は高いけど,湿度は30%。東京は30度で湿度75%って感じが普通か?
posted by nofrills at 23:46| todays_news_from_uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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