England, Wales, Scotland, Northern Irelandという4つの「単位」は、それぞれがnationであり、それゆえそれぞれにnationalismがある。
※ここではNorthern Irelandについて深くは扱わない。すなわち、最初から「Northern Ireland」であったかのような書き方をしてスルーする。なぜならそこをちゃんと書くと途方もなく長くなるから。(もうちょっと丁寧な記述は、当ブログのnorthern_irelandのカテゴリ参照。)あと、「4つの単位」ってのもとても大雑把な把握ではある。
「英国におけるナショナリズム」としては、BNPやNFやCombat 18といった根本的に外国人・異人種排斥主義の「英国の極右」や、「イングランドで破壊活動を行なってきた北アイルランドのナショナリストのテロ(組織)」は、日本で比較的広く知られているんじゃないかと思うし、スコットランドのナショナリズムについても、ショーン・コネリーという超有名人が関わってるから、「そういうものがある」っていう程度には知られているんじゃないかと思う。ちょっと興味のある人なら、「スコットランド語」とか「ウェールズ語」の背景も知っているだろうし、あるいはコーンウォールについての最近の動きもある程度は知られているだろう。
でもそれらが具体的にどういう表れをしうるのかってことまでは、おそらく、そんなに知られてない。
「スコットランド・ナショナリズム」のあらわれとしてはものすごく極端なものなのだけど、スコットランドで、イングランド代表を応援している人に対するある種の暴力(言葉によるものを含む)が起きている。
ウェブログ「アンモナイト」さん@ウェールズの記事:
7歳の子ども殴られる (理由:イングランドを応援したため) 2006-06-22
http://tempest.blog3.fc2.com/blog-entry-1070.html続きを読む