2006年07月07日

あれから1年――NEWS 23でのレポート

たった今、TBSの「NEWS 23」で「あれから1年」のレポートを見た。「追悼式典が行われました」だけでなかった。市長も警視総監もイスラム教徒の組織のおえらいさんも出てこなかった。

1年前のあのときに乗っていた列車(あるいはバス)が爆弾でやられ、以来、現場を訪れることができないという女性が、イングランド南部の訛りで、「なぜああいうことになったのか、もっと深く知りたい」と述べた。

取材記者は彼ら4人の出身地であるビーストンを訪れた。タンウィールの実家は、ドアをノックしても応答がない。モスクでもあっさりと取材を断られる。「イスラムだから」というテロップが出る。

それでも、彼らの友人や親戚がインタビュー取材に応じた。顔を出さないことを条件にした人もいたが、顔を出していた人もいた。みな、ウエストヨークシャー訛りでしゃべっていたと思う。続きを読む
posted by nofrills at 23:57| todays_news_from_uk/07july2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あれから1年――そしてビデオが。

英国政府筋の話としてBBCが記事にしたものはあまりにショボかったのだが、アルジャジーラが6日に放映したビデオは、ショボいどころか。。。私はそのビデオの静止画像7枚を見ただけで、とりあえず、いっぱいいっぱいになってしまった。

Video of 7 July bomber released
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/5154714.stm

記事内からビデオ(動画)へのリンクがあります。

Tanweer says in a Yorkshire accent on the film that attacks will continue "until you pull your forces out of Afghanistan and Iraq".


「タンウィールはヨークシャー訛りで述べた」……ヨークシャー訛りで。

さらにまた……続きを読む
posted by nofrills at 07:13| todays_news_from_uk/07july2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月17日

「ロンドンのテロ」は今に始まったものじゃない。

さっきもNHKで,7月7日にロンドンで起きたことについてがっつり特集していましたが,この番組については再放送を待ってもう一度じっくり見てから書くかもしれません。(書かないかもしれません。)

まあいずれにせよ,「テロがロンドンにやってきた」的な視点があるんじゃないかという気がしてくる内容でした。まさか番組制作者のみなさんがIRAについて知らないわけじゃないでしょうけど,何と言うか,「ロンドンにおけるテロ事件」というコンテクストがすっぽり抜けているんではないかと。

2005年3月に成立したテロ行為防止法だってもちろん,そのコンテクストを抜きにして考えることはできないのですが。

(むろん,近年の例――米国の911,スペインの311やテルアヴィヴでの英国人の自爆,マイアミの靴爆弾など――が,2005年テロ行為防止法の背景にはあるわけですが。)

というわけで,「ロンドンのテロ」について何かまとめ的なものはないかなあと探してみたら……あったんですよ。インターネットという仕組みと,こういうまめなことをやる個人の存在に感謝したいと思います。続きを読む
posted by nofrills at 23:46| todays_news_from_uk/07july2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月16日

何がショックを与えているのか。

7月7日にロンドンで起きたことについて,あれを実行した人々が「外国人」ではなく(すなわち「外国人テロリスト」ではなく),英国で生まれ育った英国人――英国籍保持者――だったことは,確かに英国の人々および社会全体に対して,かなりのショックを与えているようだ。むろん私は今のところ,メディアを通してしか英国の様子を知るすべはないが。

これが日本で報道されると,なぜか,「移民との軋轢」の話になる。続きを読む
posted by nofrills at 19:22| todays_news_from_uk/07july2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月13日

「英国籍の青年たちが。。。」

BBC NEWSトップページ。
bbc_13july.gif
※画像はクリックで原寸。続きを読む
posted by nofrills at 15:01| todays_news_from_uk/07july2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月11日

NEWS23でのロンドンからのレポート

風呂に入ってたので途中からしか見られなかったが,11日のNEWS23は佐古キャスターがロンドンからレポート。

テレビをつけたらいきなり30番のバスが出てきて,うーん,やはりあんまり嬉しくない。ここのところ毎日どこかでキングズ・クロスの駅舎を見るけれど,やはりまだ,非常に複雑な気分だ。

ともあれ,レポートの内容のメモ。

アッシャルク・アル=アウサト(ロンドンのアラビア語新聞)の記者や,ケバブ屋のお兄ちゃん,ものすごい好天の公園でくつろぐ若い女性や中年の女性,30歳くらいの男性(いずれも白人)などへのインタビュー,当局が目をつけているとロンドンで報じられている過激主義のウラマーがいるというモスク(どこかはわからなかった)に通う人に話を聞いたりという内容。続きを読む
posted by nofrills at 23:55| todays_news_from_uk/07july2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

7月11日,NHKクローズアップ現代:ロンドン同時多発テロ――犯人像に迫る

しかしまあ,どうしてテレビってやつは,「イギリスでのテロ」の話で「イスラムの専門家」ばっかり呼ぶかね。

■7月11日,NHKクローズアップ現代:ロンドン同時多発テロ――犯人像に迫る

番組サイトより
サミット開催中のイギリスで、死者50人を越えると見られる多くの犠牲者を出したロンドン同時多発テロ。米国同時多発テロ以降、徹底したテロ対策を進め、世界で最もテロ対策が進んでいる国と言われてきたイギリスで、首都ロンドンの中心部が狙われ、多くの犠牲者を出したことは世界に大きな衝撃を与えている。イギリスの捜査当局は、犯人の捜索に乗り出しているが、未だ詳しい情報は明らかにされていない。犯行声明も、国際テロ組織アルカイダとの関係を名乗る複数の組織から出されているが、組織の実態も不明で、犯人像は謎に包まれている。いったいどのような人物が、どんな計画に基づいて、テロを引き起こしたのか。ロンドンと中継で結びながら、最新の捜査情報などから浮かび上がってくる犯人像に迫る。
(NO.2112)
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スタジオゲスト : 飯塚 正人さん (東京外国語大学・助教授)
中継出演 : 鴨志田 郷 (ヨーロッパ総局・記者)


番組を見ながら取ったメモを,7月13日にアップしました。続きを読む
posted by nofrills at 19:54| todays_news_from_uk/07july2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月09日

読んだもののメモ。

今日は時間がないのでメモだけ。

ガーディアンで記事を2〜3本。

ガーディアン記者ブログから,インディペンデントの記事をいくつか。

Slugger O'Tooleから記事2本くらい。

以下,列挙。

■英国のテロ:
ガーディアン記事。記事末尾にイングランドでのIRAの爆弾事件一覧がありますが,記事本文にSOHOのネイルボム(極右の犯行)のことも書かれていますし,public outrageで司法判断が誤った件(Birmingham SixとGuildford Four)についても書かれています。続きを読む
posted by nofrills at 21:50| todays_news_from_uk/07july2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新聞一面など。

えーとまず,日本では「移民急増、ひずみ増大」「英社会 テロリスト潜入容易に」という見出しをつけた「海外からの急激な人口流入に伴う社会のひずみの拡大がテロリストの潜入を許すことにつながったとの見方が出ている」的新聞記事があるそうですが,その健忘症に呆れ返ったので画像2枚。


左側の画像のバスを爆発させたのは「テロリスト」だけど「移民」じゃない。英国国籍を持ってる。わかる? 左は北アイルランドのリパブリカン過激派。(どっかに爆弾を仕掛けに行く途中で誤って自爆してしまった。)具体的にはPIRAね。

PIRAは今も武装解除してないし,それどころか人員補充も訓練もストップしてないというのが,政府が設立した独立調査機関の公式見解。

もういっちょ,RIRA (Real IRA)に至っては,活動中です。目立たないけど。04年11月にはベルファストでのfirebomb事件がBBC記事になってます。
-- from wikipedia.org
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The Real IRA called a ceasefire in the winter of 1998, but this was broken after less than two years when the organisation conducted a number of attacks on the island of Great Britain, including a taxi-bomb attack on the BBC Television Centre in West London, and a rocket propelled grenade attack on the headquarters of MI6.
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Since then, it has become weaker and weaker. Infiltration has continued, and the movement has been unable to conduct a noticeable bomb attack. In the Autumn of 2003, its imprisoned leaders called for an unconditional ceasefire, citing alleged misuse of funds and the futile nature of their resistance to the British presence in Ireland.
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In recent times, the Real IRA has continued to be a thorn in the side of both the British and Irish authorities. December 2004 saw 15 fire bomb attacks against premises in Belfast attributed to the breakaway faction. Many see this as a sign of growing support for the group, in light of failed attempts to rescue the Belfast peace accord. In 2005, Irish Minister for Justice Michael McDowell told the Dáil that the organization had a maximum of about 150 members.

 
英国での「テロ」を語るなら,アイリッシュ・リパブリカン過激派(俗に言うIRA)をお忘れなく。頼みますよほんとに。

実際,「移民増加でテロ増加」ってのは何も語ってない。解釈でしかないからね。「個別具体的テロ事件」のコンテクストで,「移民増加でテロ増加」ってのを持ってくることは,“物語”的にはいいのかもしれないけど――「わかったような気になれる」からね――,それをすることにはとても大きなマイナスの作用がある。

ほんと,頼みますって……。

#日本語壊れすぎですがご容赦。

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以下,新聞の一面について。

ロンドンのブロガー,ヒナキさんのところに,Mail, Mirror, Sunの一面の画像があります。→http://d.hatena.ne.jp/hinakiuk/20050708/p1

http://www.newseum.org/todaysfrontpages/より,米国の地域紙もロンドンの爆弾一色。
papers.jpg
※www.newseum.orgでは,日付が変わると内容が差し変わります。続きを読む
posted by nofrills at 02:38| todays_news_from_uk/07july2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

英国のブロガーたちの記述

どこもかしこもマスメディアは基本的にあてにならんものだと思っているせいかもしれんが,今朝英国のマスメディアのサイトを見て「大本営発表」ばかりなのに辟易。possibilityの話じゃなくて,strongly convincedの話でもなくて,何があったのか,実際に街がどうだったのかだけを書いた記事は,わざわざ探さないと出てこないような感じ。BBCとガーディアンしか見てないのだけどね。(ほかは推して知るべし。。。インディペンデントは無料で読める記事はほかでも読めるし。)

というわけで,こういうときはウェブログ。

以下,私が読んだウェブログ記事について。続きを読む
posted by nofrills at 00:35| todays_news_from_uk/07july2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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