2006年05月08日

「ストロー解任」で海の向こうがプロパガンダ大会。

うはー。英国も「ブレア・ブラウン劇場」で大変な騒ぎだけど、海の向こう(<英国を基準に)は別の意味で大変な騒ぎになってますなー。具体的にはイランとアメリカ。

まずイラン、次にアメリカといきます。

※ちなみに、この記事のベースを書いたのは8日の夜中(日付上は9日)。投稿できる状態にできたのが9日の夜。で、その間に、特にアメリカでの報道に関するニュース記事が、続々出てきています。続きを読む
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2006年05月07日

内閣改造の意味を深読みする――番外メモ。

特に深読みというわけではなく、今回の内閣改造で、ジャック・ストロー解任以外の件について。

全体的に、「沈没しつつあるタイタニック号の甲板でデッキチェアを並べ替えただけ」という評価すらあるようですが(ニック・コーエンによればそう言ったのはSNPのAlex Salmond→LabourのFrank Dobson)、内閣改造直後にブレアは党内から「いつ辞めるのかはっきりさせなさい」という連判状みたいなのをつきつけられていて、テレグラフなんかは労働党内のcivil warという言葉を使っている状況で、もう記事を読んでも何が何やらさっぱりです。「労働党を救うにはブレアではダメだ」論がついにここまで大きくなった、ということ以外には。(連判状の文面はサンデー・テレグラフが持っている。)

で、そういうことは、野次馬的に見るには、現状、登場人物が多すぎてわけわかんない。

というわけで別の感じの記事。

The last throw of the dice
Sunday May 7, 2006
http://politics.guardian.co.uk/labour/story/0,,1769542,00.html

ブレアのstrategistsたちが「なぜ有権者はブレア首相に対して怒っているのか」を話し合ったそうなんですが、
The conclusion reached by the planning group, which included Matthew Taylor, his senior policy adviser, and political secretary Ruth Turner, however appears to have been a surprise. 'They basically said people were angry with Tony because they love him so much, and are angry because they think he might go,' reports one aide, who goes on to describe the analysis as 'verging on the deranged'.


・・・はぁ?(@_@) 何これ。。。「みんなブレアが大好きだから辞めないでって思って怒ってる」?続きを読む
posted by nofrills at 21:29| todays_news_from_uk/reshuffle2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

内閣改造の意味を深読みする――本編。

というわけで、英国の外交からジャック・ストローが外された件について。

先月、シーモア・ハーシュが『ニューヨーカー』で「ブッシュ政権はイランを核攻撃する」と書いた(→その記事@truthout)とき、ジャック・ストローは「イランを核攻撃するなどまったく正気の沙汰ではない("completely nuts")」と述べた。
http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2006/04/09/ustraw09.xml

その前から、ストローはイラン攻撃に極めて否定的(「慎重派」以上)だった。さっと見つかるところで、例えば4月2日のテレグラフが英国政府(国防省など)内部でイラン攻撃についての話し合いがもたれたことを報じているが、その記事内で「前月、ストロー外相はイラン攻撃は想像もできないこと("inconceivable")と述べた」とある。(元記事もちょっと探せばすぐ見つかるが省略。)

そういう外務大臣が、英国の外交からいなくなった。「地方選大敗を受けての内閣改造」のドサクサにまぎれて。続きを読む
posted by nofrills at 20:30| todays_news_from_uk/reshuffle2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

内閣改造の意味を深読みする――前置き。

地方選での大敗を受けて、ブレアは内閣を改造した。これがもう、サプライズ人事。

新しい内閣のみなさんの一覧:
http://news.bbc.co.uk/1/shared/spl/hi/guides/456900/456937/html/nn1page1.stm

地方選の直前に、労働党には2つの大きな問題が浮上していた。1つはプレスコット副首相の不倫、もう1つは重犯罪を犯した外国籍の者を強制送還すべきところ、強制送還の手続きが行なわれぬまま出所させていたという問題で、こちらはクラーク内相。

投票日の英メディアは、プレスコットは間違いなくクビだろう、という観測だったのだが、実際にはプレスコットは留任(ただし権限を大幅に削られた)。クラークはクビで、後任に国防相だったジョン・リード。前々から多くの問題にさらされてきた「若手女性政治家@30代」のケリー教育大臣もクビ(→機会均等大臣に)。この辺は、まあわかる。(ジョン・リード内相は意外だけども。)

最大のサプライズは外務大臣だ。ジャック・ストローが外務大臣の職を解かれた。(「職を解かれた」という表現がぴったり正確であるかどうか、やや疑問だが、そういうことだと判断している。)

Clarke is fired in Cabinet purge
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk_politics/4975938.stm
The prime minister is trying to regain momentum after one of the worst local election results in Labour's history.
_
Mr Clarke will be replaced by Defence Secretary John Reid. Margaret Beckett is the new foreign secretary, with Jack Straw becoming Commons leader.
_
John Prescott will stay as deputy prime minister but lose his department. Trade Secretary Alan Johnson gets education.
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posted by nofrills at 15:50| todays_news_from_uk/reshuffle2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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