2006年05月16日

共謀罪――こりゃもう「反対する」とかいう以前の話じゃないか?

川内博史衆議院議員の「正々堂々ブログ」、5月10日記事、「共謀罪について質疑」より:
今日、午前中法務委員会で共謀罪について質疑しました。
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特に、条約との関係において、アメリカ・イギリス・カナダにおいては共謀罪がどのような形で導入されているのか、対象犯罪の数について、更には、ドイツ・フランス・イタリア・ロシアは参加罪を採用しているが、団体を特定しているのか、などについて質問しました。
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外務省の答えは、
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「わかりません。」
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でした。


あたしゃこれ読んだとき、椅子からコケたよ。

保坂展人衆議院議員の「保坂展人のどこどこ日記」、5月12日記事、「共謀罪、16日『強行採決』の危険性」より:
与党側からすでに民主党への再修正案が提示された。……民主党は「合意までにはなお隔たりがある。与党に本質的な修正に踏み込むという姿勢が見られない」とした。与党側は、「16日までに精力的に修正協議をすすめてぜひまとめてほしい」と要望した。
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 そして、採決へ向けた与党側の提案があった。「いよいよ審議時間も十分とってきたので、来週の16日(火曜日)には質疑終局・採決をお願いしたい」。どうも、修正協議はそれまでですよ、との姿勢に見えた。野党側は「まだまだそんな段階ではない。多くの国民が心配をしている状況なので、国民の声を聞く公聴会などもやるべきではないか」と拒否、そして平行線の議論となった。……
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2006年03月07日

BBCの番組、「真実と向き合う」

政治的動機による「テロ」であれ、政治的動機によらない「犯罪」であれ、誰かが誰かによって殺されたとき、殺された人の家族や友人が、殺した者を恨み憎悪することは「人間的」なことだと思う。

「殺す」という行為があまりに広く大規模に行なわれる場合には――例えばルワンダ大虐殺のように――恨み憎悪するための特定の個人を特定することすらできなくて、それどころか家族や友人の誰かの生死すら不明になることもあり、そういう「現実」を知れば知るほどに、ここにいる私は無力感を噛みしめる。

一方で、殺した者と殺された人の家族との間で「対話」があった、などと知ると、そのことだけで、まだ私は、「人間的」なる何かに希望を見出そうとする。(過去記事リンクを下につける。)

“自分”には関係ないのに。

先週末から今週にかけて、3夜連続で、BBC2で3回シリーズもののドキュメンタリーが放映された。

Facing the Truth
http://www.bbc.co.uk/bbctwo/programmes/index.shtml?id=facing_truth
A groundbreaking series in which victims and perpetrators of Northern Ireland's conflict meet for the first time. Archbishop Desmond Tutu, the world's champion of truth and reconciliation, oversees these remarkable encounters.
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Sat 7.50pm, Sun 8pm, Mon 9pm
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2006年03月02日

「ハマスとIRA」に関する論争

過日パレスチナの評議会選挙でハマスがファタハを破り・・・どころか圧勝したとき、世界各地で同時多発「orz」になったのではないかと私は勝手に思っているのだが、私は頭が悪いし思いやりもないので、「orz」になるほどの考えなどなく、ただ単に「うひゃあ」と「わちゃあ」の混ざったような声を発し、ブラウザを立ち上げてニュースサイトを開き、検索窓に次のような文字列を打ち込んだのであった。
IRA Hamas

;−)

数日も経つと北アイルランドからわらわらとその関連の記事が出てきて、「(IRA/シン・フェインが変わったように)ハマスも変わらなきゃ」ってなるんだろうか、とか、そういう場合、カリスマ党首ジェリー・アダムズはどう熱弁を振るうんだろうか、とか、ちょびっとずつ空想だか妄想だかしてはニヤニヤしていたのだが、ニヤニヤしたことで満足してしまって、多分ブログには何も書いていない。orz (あとから自分で探せるようにメモをストックしているのがこのウェブログの本質であるのだが。)

これ、実は論争になってて――というか予想通りなのだが、「IRAが変わったようにHamasも変わるさ!」という論と、「IRAとHamasは根本的に違うのだからそれはまったく的外れな話だ!」という論とが仁義なき結論なき闘いになっていたのである。双方「!」つきで。続きを読む
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2006年02月23日

映画『ホテル・ルワンダ』の上映館の話。

・・・というわけで、1つ前の記事にこっそりそれとなく書いてあるかのようになってしまったのですが、『ホテル・ルワンダ』(→映画の公式サイト『ホテル・ルワンダ』日本公開を応援する会)、2月上旬に見ました。この映画について特に「それとなく」書いたつもりはなく、単に感想もしくはレビューを書くのに手間取ってて(下書きはいっぱいある)。。。(^^;) このウェブログで昨年の7月に「ルワ会」さんの署名集めについて言及し、友人・知人にも署名を頼んだりしてましたから、映画を見てすぐに、感想なりレビューなりをここにポストしようと思ってたんですが。

というわけで、感想もレビューもまだ完成してませんが、取り急ぎ実用情報。

都内(23区内)でこれから見る予定の方だけに役立つ劇場情報です。続きを読む
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イラクは内戦の一歩手前まで来ているのか。

英国のジャック・ストロー外相がイラクを訪問し、政府のトップとあれこれ話をした。「セクタリアン・ディヴァイドが広がったらまずいよ」的な話をしたらしい。が、そう言った矢先に、サマラ(バグダードの北西100キロくらい?)にあるシーア派にとってはシンボリックなモスクのシンボルの金のドームが、スンニ派反乱勢力によってめちゃくちゃに爆破された。シーア派はこれに抗議し、また一部は「反撃」に出た。スンニ派の人が6人殺された

遠く離れた南部の都市バスラでは、ガンマン(複数)が刑務所を襲撃し、「スンニ派反乱勢力」を11人連れ去って殺した

ガーディアンのNewsblogでは「内戦に一歩近づいた」と言っている。

私もそう思う。ついに「シンボルの破壊」が行なわれたのだ。これは宣戦布告に等しい。

……という具合に、私が読んだ記事をほとんど片っ端から「はてブ」に放り込んで、このウェブログはペースを落としている間に、イラクは決定的な局面を迎えている。続きを読む
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2006年01月05日

「歴史を教える」こと。

記事に使われているシラクの写真がものすごいんですけど、それとは関係なく。(っていうか、写真見て〜!)

Chirac plans end to colonial law
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/4580842.stm
French President Jacques Chirac has said a controversial law on the teaching of France's colonial past will be overturned.
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The law requires teachers to stress positive aspects of French colonialism, especially in north Africa.
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...
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The colonial history law was passed by the conservative-led parliament in February last year.


そもそもそんな法律作るなよ、という話なんだが・・・(^^;)

要するに、「我が国が過去においてとっていた植民地政策はよい点がたくさんあった」と教える、という法律を、作った側が「やっぱ見直した方がいいのかも」と考えるようになって、「改めます」という結論に達した、ということだろう、BBC記事を読む限り。(←フランスのこの法律についてしっかり調べた上で書いてるわけではないので、間違ってたらご指摘ください。)

1週間くらい前かな、ガーディアンで、「英国の学校ではドイツについてはとにもかくにもナチス時代というように教えられてきたが、ドイツといえばナチス時代という教え方は今後はなくなる」というような内容の記事を読んだ。

……この記事。
http://education.guardian.co.uk/schools/story/0,,1674087,00.html続きを読む
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2005年12月19日

ドキュメンタリー"Why We Fight"

日曜日の午後、Why We Fightというドキュメンタリー(日本での題名は「アメリカはなぜ戦うのか」)を見た。

このフィルムは2005年のサンダンスでドキュメンタリー部門で最優秀賞を受賞している。
http://www.imdb.com/title/tt0436971/
http://www.sonyclassics.com/whywefight/

NHKでの紹介(←のとは別にこんなのもある。内容は同じだと思いますが。)
BBCでの紹介続きを読む
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2005年11月17日

暴動と暴言――フランス

1つ前のエントリで、マトモな英語を求めて英語ニュースを読みに行ったわけだが、ボジョレー・ヌーヴォー解禁を記念しておフランスざます。

ポピュリストがのし上がろうとする歴史的決定的瞬間なのかもしれない。

Rising from the ashes
http://www.guardian.co.uk/elsewhere/journalist/story/0,7792,1643881,00.html続きを読む
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2005年10月28日

敵の敵は……

portadown.png

画像は更新停止された北アイルランド最強のspoofサイト,Portadown Newsの2003年4月8日号より。イラク戦争でバグダードが陥落する直前の号です。

"Your enemy's enemy is your friend"(敵の敵は味方)ってのは有名な言葉ですが,アイルランドってのはまさにそれが現実になってたようなところもあり(第二次大戦中の対枢軸国関係を参照),またIRA周りでも「敵=英国」→「英国を敵とする者=味方」という図式が大きく作用していた。それをおちょくったのがPortadown Newsの「観光局広告」(上の画像)。

最初にこれを見たときは呼吸困難になるほど笑いました。。。「アメリカ人よ!」という見出しの下に,「あなたの敵の敵は,やっぱりあなたの敵かもね」でジェリー・アダムズの写真。(ほかもいちいちおもしろいのだけれど。)続きを読む
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2005年09月11日

「私たちにはできないことを神が……」発言@ルイジアナ

米国の民主党支持のウェブログのエントリに引用されている新聞記事(WSJですが)の引用(すなわち孫引き)だが,カトリーナに襲われたニューオリンズの貧困層居住区について,バトンルージュの現職議員からこんな発言があったことが伝えられている。
Rep. Baker of Baton Rouge is overheard telling lobbyists: "We finally cleaned up public housing in New Orleans. We couldn't do it, but God did."
Baker explains later he didn't intend flippancy but has long wanted to improve low-income housing.
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posted by nofrills at 13:16| i_dont_think_i_am_a_pacifist/words_at_war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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